イベントに出演や出店する時の考え方について。
1回ごと1日ごとにイベントで黒字にしていくことは誰もが求める理想の姿ですが、1年20年のスパンでの黒字にするやり方を作っていく事と、人との繋がりを作り維持することも大事なようです。
来場している人が自分の営業エリアと外れていると考える人もいるかもしれない。でも人は繋がっているから、世界は繋がっているから、いま目の前にいる人は必ずどこかで繋がっていたり共感し合えるモノがなにかあるのでその繋がりを見つけるというのは、人間としての生きる楽しみなのではないかと僕は考えたいです。
イベントに参加して2日間一緒に過ごすことで作られる人間関係も価値があり、イベント会社が出店者を探して視察に来て他のイベントに出演や出店が決まることも価値があります。
そして一番価値があるのは、タイ料理やタイマッサージやタイの文化の素晴らしさを、今目の前にいる来場者に伝えることで、その目の前の人が口伝えをしたり今ならSNSなどで伝えたりしてくれることで、タイの文化が好きな人が増えていくことだと思います。
「売り上げたお金からを経費を引いたものを黒字」というお金だけの考え方は僕はしないように気をつけています。
(2017年9月4日 文/遠藤誠)
遠藤誠プロフィール
タイ王国専門ジャーナリスト。1987年よりタイコミュニティーに携わったことからタイ専門情報誌「月刊ワイワイタイランド」を創刊。タイの笑顔を求めて旅をしながら写真を撮り続ける。ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するタイ専門のトラベル・ジャーナリストでもある。雑誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿、講演などを通して、新たなタイの旅先の提案をしている。毎月「月刊ワイワイタイランド」で最新の写真と面白い旅先の紹介を見ることができる。