【タイ業界】タイマッサージ店の2つの問題


タイ人女性

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さきほどタイマッサージ店の店長さんから電話がありました。

「うちのタイ人のセラピストが言うことをきかないから、ちょっと言ってやってくれませんかね」

こういう電話が多いです。

僕のいる株式会社ワイワイタイランドは、在日タイ人の生活を向上させることを考えています。

ワイワイタイランドは、朝も昼も夜も在日タイ人のことを考えています。

この理念がある上でこのような話をしています。

在日タイ人セラピストで運営しているタイマッサージサロンには今2つの問題があります。

1つめは『タイ人セラピスト わがまま化』

2つめは『タイ人セラピスト 高齢化』です

『わがまま化』というと、元々タイ人はわがままとか人の話を聞かないと言う方も多いですが、

だとすれば更にひどい状況になっていると言っていいでしょう。

どうしてこのような事が起こるかというと2008年くらいまでは50万円~80万円くらい月に稼ぐセラピストさんが沢山いました。

生活レベルも上がります。タイ国内で家や車を購入したり、子供をインターナショナルスクールに入れたり。

毎月の送金額も上がってきます。

それが月に稼ぐ金額が30万円くらいに下がってくると、車などを手放さなければならなくなるタイの人がほとんどになります。

タイではローンを組むときの金利をあまり気にしないです。気にするのは毎月の支払額です。高いか安いか。払えるか払えないか。こう考える人が多いようです。

月収が30万円に下がったといっても日本人のOLさんの給料と比べると高いですよね。

収入が少なくなってくるとどういう行動に出るかというと、

タイ古式マッサージのストレッチコースではなく、オイルコースに誘って手を抜くようになります。オイルを使って楽なマッサージの手技だけにします。手を抜くだけではなく、別のものも抜いてしまう場合があるのでお店側にしてみれば本当に危険です。更に自分の常連のお客様に対して、お店でタイマッサージをしないでホテルなどでタイマッサージをしたり、借金を申し込んだりするケースもあるという報告も受けています。

2つめの『タイ人セラピスト 高齢化』は、タイマッサージ店をちょっと覗けば一目瞭然です。中国マッサージ店で20歳というと正真正銘の20歳が現れますが、タイマッサージ店では、、、、です。タイマッサージ店で働くタイ人女性は、ほとんど既婚者です。20才の若いタイ人女性がいるとすれば、そのタイ人女性は、お母さんが日本人と結婚した後にタイから呼び寄せられた子供さんでしょう。この子供のお父さんは呼び寄せたタイ人のお母さんが以前タイ国内でタイ人男性と結婚していたときに生まれた子供であることが多いです。

年を取っても小奇麗にしている方もいますが、だいたいはタイマッサージをしない待ち時間に控室で食べるだけが楽しみになっているので太ってきます。お店に入った頃は細いのですが、6ヶ月くらいすると見事にパンパンになってきます。

では、こういう悪状況はどうしたらいいでしょうか。

僕はこう思います。

1.確実な情報と話を聞いて真面目にやる

やはりタイマッサージ店にタイ人がいるほうが、それだけでタイの雰囲気が出せるので良いと思います。僕は好きです。年をとっても太っていても良いんです。まじめにタイマッサージをすればまだ道はあります。それにはまず話を聞いてください。ほんとうに話を聞かない頑固な人が多いです。クーポン内容を値引きにするだけのアイディアしかなければ価格競争に巻き込まれて自滅です。

2.日本人のセラピストとタイ人のセラピストの混合の店にする

バンコクでマッサージ店に行っても若い人が指名されるのが現実です。若いセラピストは必要です。タイ人と中国人の混合店はダメでしょう。タイ人と韓国人の混合店もよくなかったという話を聞きます。でも!タイ人と日本人の混合店なら可能性はあります。なぜか。それは日本人がタイ人に合わせるからです。日本人の若いセラピストはタイが大好き!癒してあげるのが大好き!な人が多いです。だからタイを受け止めてくれるのです。在日タイ人の経営者で、「私は日本語うまくないし、、、」とか「日本人のセラピストは扱えない、、、」っていう声が多いのですが、そんなことを言っていれば未来は明るくないでしょう。

今後のタイマッサージ店は日本人のセラピストの店が増えていくでしょう。タイマッサージスクールもどんどん増えています。日本人のセラピストさんは激増しています。日本人のセラピストさんは勉強熱心です。日本人のセラピストさんはお金を稼ぐという事よりも、人を癒してあげたい!という気持ちが強い人がとても多いです。休憩時間にもマッサージを教えあったり、休日には高い講習料金を払って勉強会にも参加しています。残念ながら、在日タイ人のセラピストさんが講習会に参加しているという話はゼロとは言わないですが、ほとんど聞いたことがありません。「日本人に本当のタイマッサージなんてできないよ」って言う方も多いです。しかし!受けている日本人にしてみれば本当のタイマッサージだろうがタイマッサージぽいものだろうがタイマッサージに変わりないんです。気持ち良かったり癒されれば、それがそのお客様にとっては最高のタイマッサージになってしまうのです。

ぜひタイ人の経営者の方には、日本人のセラピスト雇用を検討して、タイ人と日本人が一緒に協力するタイマッサージ店をやっていただきたいです。

今日電話をしてきたタイマッサージ店の店長さんには、問題解決のヒントになる成功している2つのタイマッサージ店に行くことを勧めました。「そんなの分かっていますよ!そんなことより女の子に言ってやってくださいよ!」と言って話をあまり聞いていないようでした。

いくら僕がお店のタイ人セラピストに話をしてもお店の悪状況は改善しないでしょう。お店側もどのような店が成功しているかを実際に見て感じたほうが良いと思います。

この店長さん。うちの親父と同じ歳でした。気になるので後でもう一度電話してみようと思います。

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(2011年9月14日 文/遠藤誠)


遠藤誠プロフィール
タイ王国の伝道師。1987年よりタイコミュニティーに携わったことからタイ専門情報誌「月刊ワイワイタイランド」を創刊。タイの笑顔を求めて旅をしながら写真を撮り続ける。ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するタイ専門のトラベル・ジャーナリストでもある。雑誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿、講演などを通して、新たなタイの旅先の提案をしている。毎月「月刊ワイワイタイランド」で最新の写真と面白い旅先の紹介を見ることができる。

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ABOUTこの記事をかいた人

遠藤誠。1987年よりタイコミュニティーに携わったことからタイ専門情報誌「月刊ワイワイタイランド」を創刊。タイの笑顔を求めて旅をしながら写真を撮り続ける。ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するタイ専門のトラベル・ジャーナリストでもある。雑誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿、講演などを通して、新たなタイの旅先の提案をしている。最近はタイのワイナリーを通して自然と人間の関わり方に興味を持っている。毎月「月刊ワイワイタイランド」で最新の写真と面白い旅先の紹介を見ることができる。