【あいさつ】カオクルックカピ<月刊ワイワイタイランド2021年10月10日号>

今月も月刊ワイワイタイランドをご覧頂き、誠にありがとうございます。

今月号の特集は『カオクルックカピ』です。この殆ど知られていない見栄えの良いメニューを選んだ理由は、ヘルシーで、インスタ映えして、タイ料理が好きな人にも食べたことがない人にも好きになってもらえるチャンスがあると思ったからです。

タイ料理店に連絡したところ、30店舗のうち1店舗もメニューにないレアな幻のメニューになっている状況です。タイ料理店で定番メニューにならない理由を聞くと、①お客様から注文がない、②材料を揃えるのが大変、③手間がかかる、④作ったことがない、⑤カピの匂いが日本人が臭いと言う等でした。

なので今号ではカオクルックカピを、お店側とお客様側の両方に周知することを目的にしています。せっかく美味しくてもお客様が知らなければオーダーされないし、お客様が食べたいと思っても材料がお店に無ければ作れないですからね。お店側が入手が難しいと勘違いしているクンチアン(蜜汁腸詰)は日本でも作られていて、コンビニでも手軽に入手できます。もちろん冷凍保存も出来ますので材料の廃棄処分になるものも少ないです。マンゴーが無ければリンゴで代用しているお店もあります。このメニューはクンオプウンセンやプーパッポンカリーを作るよりも手間はかからないと思います。食べる皆さんにはカピの香りを好きになってもらいましょう。1980年代、1990年代には日本人でナンプラーを好んで使った人は殆ど居なかったです。それが2021年の現在は、砂漠で水を求める遭難者のように、タイ料理店でナンプラーを求める人をよく見るようになりました。

ワイワイタイランドは、食べる側には美味しくハッピーになり、お店側には売り上げになってハッピーになって貰いたいと考えています。他国の料理に負けないタイ料理の美味しさを日本人に伝えたいです。カオクルックカピは美味しいので、みんなで伝えれば必ず日本のタイ料理店の定番メニューになっていくはずです。今号の特集をきっかけに2022年、遅くても2023年には日本のどのタイ料理店でも定番メニューになっていることを願います。

今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。


写真・文 遠藤誠(2021年10月10日)

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エンディ・タイランド(本名:遠藤誠)はタイ王国専門ジャーナリスト。愛称はエンディ。活動はユーチューブや月刊ワイワイタイランドの『エンディ・タイランド』で見ることができる。『エンディ・タイランド』のテーマは、タイ王国に関する企業活動、芸術・スポーツ・料理・マッサージなど文化活動、最新テクノロジー、ミステリー、自然災害、果ては超常現象など。実況調やロードムービー調やコメディ調のスタイルでタイファン、タイ業界関係者、タイ人とその配偶者の日本人の皆さまに役立つ情報を伝えている。タイ料理の食レポのほか、ニュース性に富んだ情報を盛り込むジャーナリスティックな内容なので、巷間ではここからタイ情勢を勉強できると言われることもある。ユーチューブや月刊ワイワイタイランドに登場する人物・団体・名称等は実在のもの。出来事はすべてノンフィクションである。

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ABOUTこの記事をかいた人

遠藤誠。愛称エンディ。タイ王国専門ジャーナリスト。1987年よりタイコミュニティーに携わったことからタイ専門情報誌「月刊ワイワイタイランド」を創刊。タイの笑顔を求めて旅をしながら写真を撮り続ける。ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するタイ専門のトラベル・ジャーナリストでもある。雑誌、新聞、テレビ、ラジオ、ユーチューブ、ウェブサイトなどへの寄稿、講演などを通して、新たなタイの旅先の提案をしている。毎月「月刊ワイワイタイランド」で最新の写真と面白い旅先の紹介を見ることができる。