美味しいタイ料理店はどこですか?と毎日のように聞かれます。
僕は5つ大事なことがあると考えています。
1.食べるメニュー
2.食べる順番
3.一緒に行く人
4.当日近くの席にいる人
5.対応するお店の担当者
看板オーナーや看板娘や看板店長がいる店が安心ですね。
たとえば大阪で屋台風でレトロでオススメと聞かれたら『はてな』。
高級感があって仲人さんや恩師や大切な人と行きたいなら『チェディルアン』。
友人や家族と楽しみながら美味しく食べたいなら『熱帯食堂』。
熱帯食堂を例にして話を進めます。
僕が話をする場合は「大阪・高槻の熱帯食堂のトートマンクンが美味しいですよ。」など熱帯食堂で食べるべきメニューを5品くらい教えます。
1.食べるメニュー
「1.食べるメニュー」は大事です。
デザートには「ドイマンゴー(マンゴー山)」や「アイス揚げ」なんていう珍しいメニューもあります、など。
タイ料理の魅力が伝わるメニューを教えます。
2.食べる順番
このときに「2.食べる順番」も大事です。
まずはトートマンクンでガツン!とやられてもらいます。
今日は来てよかった。参りました!と思ってもらいます。
3.一緒に行く人
味を左右するのは「3.一緒に行く人」も大事ですね。
3人以上の場合は、人の組み合わせが大事なんですね。
話が盛り上がると、料理とお酒も美味しくなります。
4.当日近くの席にいる人
あとは、その日に偶然一緒になる「4.当日近くの席にいる人」ですね。
騒がしかったり、喫煙したり色々います。
それを避けるには個室を選ぶという方法もあります。
5.対応するお店の担当者
そして5つ目が「5.対応するお店の担当者」です。
日本国内のタイ料理店には人に教えたくなる素晴らしい対応をしてくれる名物店長さんが何人かいます。そういうお店は繁盛もしています。今まで書いてきた1、2、4は対応してくれる当日のお店の担当者さんの配慮がかなり影響します。
以上の5点が、美味しいタイ料理店を教えるときに大事だと思います。
▼これが日本一おいしいという人気の海老さつま揚げ
▼『ナムプリックオンと野菜の盛り合わせ(チェンマイ風ミートソースディップ)』
(2015年11月28日 文・写真/遠藤誠)
遠藤誠プロフィール
タイ王国の伝道師。1987年よりタイコミュニティーに携わったことからタイ専門情報誌「月刊ワイワイタイランド」を創刊。タイの笑顔を求めて旅をしながら写真を撮り続ける。ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するタイ専門のトラベル・ジャーナリストでもある。雑誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿、講演などを通して、新たなタイの旅先の提案をしている。毎月「月刊ワイワイタイランド」で最新の写真と面白い旅先の紹介を見ることができる。