銀髪のヴィム・ヴェンダース監督が浅草地下街に現れる

一昨日、映画の撮影をしたいのでサイアムタイムの場所を貸して欲しいという連絡があり2022年10月7日の朝から貸しました。朝9:30くらいに外国人の監督さんとアシスタントの外国人女性が来て、サイアムタイムの僕の後ろの机でPCで作業をしてました。

室内に音楽が無いと寂しい感じだったので、大滝詠一さんの『ロングバケーション』のB面を3回ほど繰り返して流しました。外国人だから日本語の音楽はダメかなぁと思い、山下達郎さんの『BIG WAVE』をかけました。これならビーチボーイズのカバーなど英語の歌詞なので外国人の人でも意味が分かり大丈夫です。他にもクラフトワークの『エレクトリック・カフェ』も流しました。朝から良い音楽で気分は最高です。


日本人スタッフさんに、今日の出演者を尋ねても教えてくれず、俳優の本人が来たら絶対に分かると言われました。しばらくして僕の横を、「不思議な場所があるんですね」と言いながら歩く俳優さんを見たら役所広司さんだと分かりました。

11:30くらいになって、この監督さんと知り合いになっておこう!と思い、スタッフさんに『ところで、この監督さんの名前はなんというんですか?』って聞いたら、たまげました。僕の店で、僕の後ろに座っている人は名作『Paris,Texas』のヴィム・ヴェンダース監督でした。ロードムービーの第一人者です。うちの親父と同じような歳で昭和20年生まれのヴィム・ヴェンダース監督は若々しくカッコイイです。監督が作業している横には僕のiMacが置いてあって画面にはタイのストリート動画が流れっぱなしです。監督の目の前にはTHAILANDと書かれたA2サイズのポスターが貼ってあります。ヴィム・ヴェンダース監督にはこのサイアムタイムという場所が何の店かよく分からないと思いますが、タイ関係のお店だということは分かってもらえたと思います。サイアムタイムという店はタイのアンテナショップなのです。僕はタイ米から作ったムエタイ焼酎を監督に差し上げました。もしかして次回作はタイで撮影になるかも。

今回の映画の挿入歌に山下達郎さんや大滝詠一さんが流れたりしないかと期待しています。

写真・文 遠藤誠(2022年10月7日)

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エンディ・タイランド(本名:遠藤誠)はタイ王国専門ジャーナリスト。愛称はエンディ。活動はユーチューブの『エンディTV』や月刊ワイワイタイランド連載の『タイランド探訪』で見ることができる。『エンディTV』のテーマは、タイ王国に関する企業活動、芸術・スポーツ・料理・マッサージなど文化活動、最新テクノロジー、ミステリー、自然災害、果ては超常現象など。実況調やロードムービー調やコメディ調のスタイルでタイファン、タイ業界関係者、タイ人とその配偶者の日本人の皆さまに役立つ情報を伝えている。タイ料理の食レポのほか、ニュース性に富んだ情報を盛り込むジャーナリスティックな内容なので、巷間ではここからタイ情勢を勉強できると言われることもある。ユーチューブや月刊ワイワイタイランドに登場する人物・団体・名称等は実在のもの。出来事はすべてノンフィクションである。

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遠藤誠。愛称エンディ。タイ王国専門ジャーナリスト。1987年よりタイコミュニティーに携わったことからタイ専門情報誌「月刊ワイワイタイランド」を創刊。タイの笑顔を求めて旅をしながら写真を撮り続ける。ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するタイ専門のトラベル・ジャーナリストでもある。雑誌、新聞、テレビ、ラジオ、ユーチューブ、ウェブサイトなどへの寄稿、講演などを通して、新たなタイの旅先の提案をしている。毎月「月刊ワイワイタイランド」で最新の写真と面白い旅先の紹介を見ることができる。