『若くて美しいタイ人セラピストを3人集める』
これが依頼内容でした。
「若くて」、「美しい」。両方とも具体的ではないですね。
具体的にするには数値を決めておくと判断しやすいですね。
いつものように月刊ワイワイタイランド用の広告を作って、先行でWEBで告知を開始。
僕は依頼者にこう伝えた。
「50代の人からの電話でもがっかりしないで、なるべく会っていきましょう」
予想通り、告知を開始した初日に5人のタイ人セラピストから電話が入った。
4人は日本国内に住む40~50代のタイ人女性。
あと1人はタイ国内に住む女性で、日本語ができないので会話が成立しなくてギブアップだったそうです。
次の日は電話がかかってこなくて、3日目に問題が起きた。
依頼者が急に広告に掲載していた電話を解約して、新しい電話番号にしてしまったのだ。
なんてことをするんだ!
当然、広告に記載した電話は意味がなくなった。
僕が最初に話した下記5つの一番目をするために新たなスマートフォンにした、とのこと。
電話番号をそのままにしてスマートフォンにすればよかったのになぁ。
■広告を出すときにして欲しい体制
1.お店用のスマートフォンを用意してLINEをインストールする
※タイ人セラピストと面接の打ち合わせはLINEを使うと便利
※そのLINEのタイムラインに店の様子や地図や面接場所などを画像でアップしておくのはお勧めです
2.スマートフォンの電源は自分が寝ているときも24時間電話を着信できるように入れておく
※応募者との出会いのチャンスを逃さない
3.かかってきた電話番号はすべてスマートフォンに登録する
※電話番号を登録すればLINEが連動する
4.なるべく全員と面接をする
※タイ人と知り合いになって人脈を作る
※タイマッサージで働くタイ人のタイプやタイの国民性を掴むことができる
5.かけてきた日時、住所地の都道府県、名前、年齢、経験の有無と年数、どこで技術を習ったか、最終学歴、現在の待遇
※セラピストの場合はマッサージの出身校も大事ですが最終学歴も大事です。賢くない人を採用すると大変です。
今回の場合は、初日にかかってきた「4人の人生のベテランのタイ人女性に会う約束をしなかった」というのだ。
面接はなるべく多くしたほうがいい。
それは以下の理由があります。
■タイ人との面接をなるべく多くしたほうがいい理由
1.タイ人は一人で面接に来ることは少なく、だいたい友達や親や娘と面接に来るので同伴者も採用できることがある
※40~50代の女性と一緒に同伴できた娘を採用できるチャンスがある
2.実際に会うと求職者からの条件が低くなることがある
※タイ人は実際に働く店を見たりすると譲歩してくれることがよくあります
※面接に来たタイ人と一緒に食事をしましょう。ご馳走してあげてください。いい評判が広まりさらに問い合わせが増えます。
さあ2月20日までに希望の人材を3人集められるでしょうか。
つづく。
(2015年2月7日 文/遠藤誠)
■タイマッサージ開業COM
http://thaimassagekaigyo.com
■月刊ワイワイタイランドで集める
http://waiwaithailand.com/menu/waiwai.html
■月刊バンコクタイムズで集める
http://waiwaithailand.com/menu/bkt.html
遠藤誠プロフィール
タイ王国の伝道師。1987年よりタイコミュニティーに携わったことからタイ専門情報誌「月刊ワイワイタイランド」を創刊。タイの笑顔を求めて旅をしながら写真を撮り続ける。ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するタイ専門のトラベル・ジャーナリストでもある。雑誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿、講演などを通して、新たなタイの旅先の提案をしている。毎月「月刊ワイワイタイランド」で最新の写真と面白い旅先の紹介を見ることができる。